【適切な助言をする】 子どもは、親から色々なことを助言してもらい、支えられながら、成長します。 幼い子供は、自分が何をしたら良いのか、目的を達成するにはどのような方法が有用なのかが、全く分かりません。 このように全く分からない子どもを、適切な方向へ導く役割が親に求められます。 しかし、親の助言が曖昧であるため、子どもに意図が伝わっていない事が多々あります。助言する際には、明確で分かりやすい助言でなければなりません。 分かりにくい助言をしてしまうと、子どもは混乱してしまうにです。 子どもに分かりにくい表現は次の3つです。 「ちょっと」「どれでも」「何か」 この3つは日常生活の中で大人がよく使う言葉です。このような表現を使うのは、具体的にどんな場面か、どのような助言をしたらよいのか。 「ちょっと」→ ちょっとだけならジュース飲んでもいいわよ ☓ コップの半分くらいなら、ジュースを飲んでもいいわよ ◯ 「どれでも」→ どれでも好きなお菓子選びなさい ☓ 200円以内で好きなものを選びなさい 〇 「何か」→ 何か食べたいものはない? ☓ お肉とお魚、どっちが食べたい? 〇 子どもが成長し、子どもの主体性を育てられるような時期がくれば、このような明確な助言は必要なくなります。いつまでも選択肢を与えていると、今度は自分で物事決定する力が育たなくなります。親は、成長段階を見守りながら、初めは分かりやすい助言で子どもを導き、大きくなれば主体性が育つような助言を心掛ける姿勢が大切です。
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